日本にも現存する幻のランボルギーニ・レヴェントンが競売に登場!走行距離僅か110kmのみ…ポルシェ新型911GT3RS(992世代)にカレラRS 2.7のオマージュパッケージが登場!
新車価格は1億円超え!プレミア価値も付き、今後更に高騰する可能性が高そうだ
ランボルギーニが世界限定20台のみ販売したという幻のスーパーカー・レヴェントン(Lamborghini Reventon)。
オープンタイプのレヴェントンロードスターは僅か9台のみと更に少なく、日本国内に複数台現存するとも云われています。
2007年に発売された当時のV12フラッグシップモデルとなるムルシエラゴ(Murciélago)をベースにした特別限定モデルで、単純に専用ボディキットを装着しただけでなく、後に発売されるアヴェンタドール(Aventador)につなげた貴重な一台でもあります。
そんな超希少なレヴェントンですが、今回イタリアのサンターガタにて特別展示されていた個体が競売にて出品されることが明らかとなりました。
発売から10年以上も経過しているモデルですが、走行距離は僅か110kmと全く走られておらず、既に3回の整備・メンテナンスが施されている極上の一台です。
13番目に製造された新車並みに美しいレヴェントン
こちらが今回、競売にて出品される2008年式のレヴェントン。
世界限定20台中13台目に製造されたモデルとのことで、内外装共に全くキズや汚れなどもなく、ワンオーナーのみの極上車。
ちなみにランボルギーニの車名といえば、闘牛の名前が由来になっていることでも有名ですが、今回のレヴェントンもドン・ロドリゲス家が所有していた闘牛の名前から取られているそうで、スペイン語では「小さな爆発」を意味。
そしてデザインモチーフはステルス戦闘機とのことで、ボディカラーもステルス戦闘機を彷彿とさせるグレーの1色のみというのも魅力的(しかもステルス戦闘に使用される塗料というのもユニーク)。
過去と未来をつなぐランボルギーニの新たなる挑戦を示す特別限定車
見た目としては、アヴェンタドールのコンセプトカーっぽい雰囲気もありますが、ムルシエラゴのプラットフォームやエンジンをベースにし、先代V12モデルのディアブロ(Diablo)の角ばったボディ形状を残しつつ、近未来的な曲線ラインを残すなど、まさにこの後に登場するアヴェンタドールへとつないだ一台。
パワートレインは、排気量6.5L V型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力650ps/最大トルク690Nmを発揮、0-100km/hの加速時間は僅か3.4秒、最高時速は340km/hにまで到達すると云われています。
サイドビューもかなり角ばったデザインながら、丸みと曲線を持つボディラインも非常に印象的。
そして後方に向かってボリューム感を出す形状もリヤミドシップスポーツカーならでは。
リヤエンドの”Lamborghini”ロゴはバッジではなくペイント?!
リヤビューはムルシエラゴの要素がかなり強い印象ですが、Y字型テールランプやブレーキランプなども全て粒々。
あとはリヤエンドに貼付される”Lamborghini”ロゴですが、画像の通り中央に折れ目が付いているため、バッジだと貼付できないことから、デザイン重視でペイントしているとの噂もあるようです。
内装もかなり渋めのグレー×ブラックのデュアルトーンカラーで、アルカンターラと本革のコンビシートというのもグッドポイント。
先述にもある通り、このモデルの走行距離は僅か110kmと全く走られておらず、過去これまで整備・メンテナンスを受けたのは3回で、最後に整備を受けたのは2022年7月ととても最近。
この他にも、レヴェントンを所有していたオーナーはオリジナルのアクセサリー品も保管していたそうで、これらも競売にまとめて出品されるそうです。
当時の車両本体価格は100万ユーロ(日本円に換算して約1.4億円)とのことですが、恐らく相当なプレミアが付いていると思われ、それこそ2億円超えも十分に考えられるかもしれません。